令和8年1月5日(月)ハピリンホールで新春能舞台初め開催!

と き   令和8年 1月5日(月) 14:00~16:00
ところ   ハピリンホール  
内 容    能舞台で伝統芸能を今まであまり見たことのない人にも気楽に楽しんでいただけるよう、ハピリンホール年頭の舞台初めとして開催します。 プロの能楽師による新春能をメインに、伝統芸能を子どもからあらゆる世代につなぐための演目を披露します。
オープニングアクトに筝・尺八による和楽響演や、時代を担う能楽塾の子どもたちによる仕舞や地謡の発表なども行います。

チケット  500円(先着 300人)
お問合せ・チケット取り扱い:福井市にぎわい交流施設(9時~19時)
      0776-20-2901 infoin@nigiwai.ftmo.co.jp  
販売開始:12月5日(金)
支払い方法:現金のみ   

●内容

 14:00~  オープニングアクト (20分)

 【和楽響演】 PANDORA&SUIZAN
1. 松の寿        三絃 在原勾當 作曲  琴 西山徳茂都 移調
解説
此曲は歌詞中にある松の壽 緑なると云う文句から取って、松の壽と名つけたのである。
(しか)して(その)内容は、松の外に、竹や梅を取り入れて松竹梅となし (か)つ鶴や亀を配したる最も目出度き古曲である。
唄・三絃  島嵜 佐知恵
箏     後藤 佳奈
尺八    水井 推山

2.春の海21      水野利彦 作曲
解説
日本の名曲「春の海」に流れている現代性と、日本的情感の美しさを現代風にアレンジした曲です。
一 箏  後藤 礼奈(ごとう れな)
二 箏  後藤 佳奈(ごとう かな)
十七絃  島嵜佐知恵(しまさき さちえ)
尺 八  水井 推山(みずい すいざん)

14:20~  仕舞   (12分)  ふくいワイワイ親子能楽塾
「加茂」 八木朔太朗
「羽衣」 塚田聡子
「胡蝶」 山口里沙子
  地謡 福岡聡子  宇山明里

14:32~ (※転換・休憩)
14:42~ 解説 (8分)  木谷哲也

14:50~ 能「(えびら)」 (70分)
シテ 佐野弘宜
ワキ 平木豊男 
間  炭 哲男 
後見 佐野由於  福岡聡子
地謡 渡邊茂人  佐野玄宜  木谷哲也   芦田嘉和   渡辺晃三郎   山岸 誉
笛   室石和夫   小鼓 多田順子    大鼓 飯嶋六之佐

早春の頃、西国(九州)の旅僧が都に向かう途中、生田川(神戸市)のほとりの生田の森にさしかかると、梅の花が咲き誇っています。生田の森一帯は平安時代の末、源氏と平家の古戦場でした。里人に梅の名を尋ねると、これは「箙の梅」と言い、かの源平合戦で源氏方の梶原(かじわら)景季(かげすえ)という若武者が箙(矢を携帯する武具)に梅枝を挿して戦った風雅な行いが由来だと語ります。そして里人は旅僧に、自分は景季の幽霊だと名乗り、古歌にあるように梅の木の下で一夜を過ごすよう勧め、姿を消します。
旅僧が梅の木の下で眠ってしまうと夢の中に甲冑姿の梶原景季の亡霊が現れます。旅僧は、武士たちの打ち合う刀が骨を砕き、生田川が血に染まるほど激しく無残な戦の有様を目の当たりにします。箙に梅の枝を挿して奮戦した景季ですが、修羅道の苦しみに襲われます。夜が明けてくると、景季は旅僧に自分の弔いを頼み、消えていきます。

16:00~ 終了(予定)

目次