R6年1月5日 新春能舞台初め ハピリンホールにて開催!!

●開催趣旨  ハピリンホールの新年を祝し、年頭の舞台初めとして開催します。今回は、福井市に能舞台(福井市民福祉会館S48年建設)が出来て50年を記念し、新春能舞台初50年SPECIALとします。能舞台で伝統芸能を今まであまり見たことのない人にも気楽に楽しんでいただけるよう、プロの能楽師による正月にふさわしい能の演目と能の演目と今回は狂言も加えての開催です。オープニングアクトに日舞、筝・尺八など、和楽の共演を交えて無料公演で行います。

●主催:福井市・まちづくり福井株式会社

●協力:福井県文化協議会

●日時:令和6年1月5日(金)開演14:00(開場13:00)   

●場所:ハピリンホール (ハピリン3階)

福井市中央1丁目2-1 TEL 0776-20-2901

●入場無料

●内容: 

14:00~  オープニング  (40分)

  〇日舞、箏、尺八など和楽の共演               (※転換・休憩)

14:55~  解説 福岡聡子   (15分) 

15:10~  狂 言 「蝸 牛」    (30分) 

シテ (山伏) 能村 晶人、アド(主) 炭 哲男、

小アド(太郎冠者) 炭 光太郎、 後見 中尾 史生

15:40~  半 能 「田 村」     (25分)

シテ 佐野 弘宜、 ワキ 平木 豊男、後見 福岡 聡子・山岸  誉

地謡 渡邊 茂人、佐野 玄宜、木谷 哲也、川島 英治、佐藤 裕則

笛  江野  泉、小鼓 多田 順子、大鼓 飯嶋六之佐、

狂 言「蝸牛(かぎゅう)

太郎冠者は、主人から長寿の薬にカタツムリ(蝸牛)をとってこいと命じられます。蝸牛が何かを全く知らない冠者に、主人は「頭は黒く、腰に貝をつけ、折々角を出し、藪にいる」と教えます。蝸牛を探しに行った太郎冠者は竹藪の中にいた山伏に蝸牛かと尋ね、山伏は冠者をからかってやろうと蝸牛のふりをします。すっかり信じた冠者は山伏と一緒に囃しながら舞っているところに、帰りが遅いと業を煮やした主人がやって来ます・・・・・・

半 能 「田村」

春のある日、京都の清水寺を訪れた旅の僧は、境内の桜の下を清める少年に出会います。少年は、坂上田村麻呂が建立したという清水寺の由来を語り、付近の名所の数々を教え、春の宵のひと時に興じて清水の美しさを謡い舞うと、田村麻呂を祀る境内の田村堂の中へと消え失せてしまいました。その夜、甲冑姿の田村麻呂の神霊が現れ、鈴鹿山の鬼神を征伐に向かったときのことを物語ります。軍勢を率いて観音に参り願をかけ、その後、見事に賊を討ち果たした有様を見せて、これも観音の仏力によるものだと感謝するのでした。本日は、後半の勇ましく戦う田村麻呂を見せます。

目次